【家にも健康診断を。①】あなたの家、何歳ですか?
突然ですが、皆さんのお家は、何歳ですか?
「築10年くらいかな」
「もう20年以上住んでいる」
「30年近くになるなあ」
家に住んでいると、普段はあまり「家の年齢」を意識することはないかもしれません。
でも、人の身体に年齢とともに変化があるように、家も時間とともに少しずつ変化しています。
人には「健康診断」がある。では、家には?
私たちは、身体の健康を確認するために健康診断を受けます。
今は特に問題がなくても、定期的に状態を確認することで、変化に早く気づくことができます。
家も同じです。
毎日暮らしていると気づきにくい小さな変化が、少しずつ積み重なっていることがあります。
たとえば、
- 外壁に細かなひび割れがある
- 壁や天井に以前はなかったシミがある
- 窓の結露が増えてきた
- 冬になると家の中が寒い
- 建具やドアの開閉が以前と違う
- 屋根や外壁を長い間点検していない
など。
「まだ生活に困っていないから大丈夫」
と思っていても、見えないところで変化が進んでいる可能性があります。
築10年、20年、30年。家はどう変わる?
もちろん、住宅の状態は建て方や材料、立地、メンテナンスの状況によって異なります。
ただ、長く暮らしていれば、屋根や外壁は雨や風、紫外線にさらされ続けます。
設備も少しずつ古くなっていきます。
さらに、家族構成やライフスタイルも変わっていきます。
子どもが小さい頃にはちょうどよかった間取りも、子どもが成長すれば使い方が変わるかもしれません。
家族の暮らしが変われば、家に求めるものも変わります。
だからこそ、
「建てたときの家」だけを見るのではなく、
「今の暮らしに合った家」になっているかを考えること。
それも、住まいの健康診断のひとつだと私たちは考えています。
「壊れてから直す」ではなく、「早めに知る」
家のメンテナンスで大切なのは、何か大きな問題が起きてから慌てるのではなく、早めに状態を知っておくことです。
もちろん、点検したからといって、すぐに大きなリフォームが必要になるとは限りません。
「今のところ問題なさそう」
それが分かるだけでも安心です。
反対に、気になるところが見つかったら、これからどうするかを考えることができます。
家も、定期的に状態を確認してあげる。
それが、長く安心して暮らすための第一歩です。
家にも「健康診断」を。
これから全6回にわたって、
「家にも健康診断を。」
をテーマに、住まいについて一緒に考えていきます。
耐震のこと。
断熱のこと。
屋根や外壁のこと。
普段はあまり意識しない「家の健康」について、少しずつご紹介していきます。
まずは今日、ご自宅を眺めながら、
「うちの家は、何歳だろう?」
と考えてみてください。
それが、住まいを見直すきっかけになるかもしれません。
次回予告
次回は、家の「骨格」にあたる部分のお話です。
「地震が来たら、その家は大丈夫?」
家は、見た目だけでは分からない「強さ」も大切です。
次回は、耐震について考えてみます。