今日は『富士弁講座』の第62回をお送りします。(心ほっこり令和2年8月号より)
はろ〜えぶりぱでぃ。梅雨が明けて一気に暑くなり、ようやくコタツから布団が撤去されました。
雨の最中は肌寒い夜もあり、電源はONしないまでもコタツ布団を外す決心が出来すそんな超寒がりの石川が今月も富士弁をお届け致します。
今月の富士弁は、『燃す(もす)』です。
意味はもちろん「燃やす」という事です。「そこら辺の落ち葉を集めて燃しといて」とか、「この木は、けむん出るから燃しちゃぁだめだ。(この木は、煙が出るから燃やしちゃだめだ)」みたいな使い方ですね。また、火を燃すための焚き木を「燃し木(もしき)」と言います。キャンブの時などは、「その辺から燃し木を集めて燃す」となるわけですね。
元々は東京や関東周辺でも明治時代には「燃す」という表現はあったらしいのですが、今ではほとんど使われなくなって「燃やす」のみが使われるようになったようです。富士でも若い人は「燃す」とはいわなくなっていると思うのですが、まだまだ通用する言葉だと思っています。このように若い人たちが使わなくなってきている富士弁を、これからも大切にしていきたいと思っている石川でした。では又来月お会いしましょう。お楽しみに〜。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
小川編集長から一言
この「燃す(もす)」は、沼津出身の私も使っていた気かします。「燃し木(もしき)⋯何となくこの言葉に懐かしさを感じる小川です。
それにしても「けむん」・・・きゃははは〜今月は、「燃す(もす)」より、「けむん」にウケてしまいました。でも今隣で石川先生が、煙のことは「けむ」なんだと。「ん」→「が」の事だと力説しております。そして上級者は「けぶ」と言うのだそうですよ(笑)今月の富士弁講座、いつの間にか私の中では、「けぶ」になってしまいましたよ〜(=^・^=)
心ほっこり』とは、弊社が毎月発行している 月刊ニュースレターで、家づくりのお得な情報から生活情報、スタッフ手書き(本音がチラホラ??)などなど様々なコーナーがあります。
『富士弁講座』は、平成27年7月号-Vol.101-より新コーナーとして連載が始まり、令和7年ですでに110回を超える大人気コーナーに成長しています。
最新号をHPでも掲載しておりますが、このブログでも少しずつご紹介させていただきます。掲載時の時事ネタなども話題にされており、「そう言えば、あの頃そんなことがあったよね」と懐かしみながらお読みいただければ幸いです。
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