2026年06月:【 家の暑さをやわらげる工夫】

皆さまこんにちは、渡邉です。7月に入り、いよいよ夏本番ですね。毎年のように「今年は暑いですね」という会話をしていますが、最近ではこの暑さが当たり前になってしまったように感じます。

お客様からも、「エアコンをつけても部屋がなかなか涼しくならない」、「2階の寝室が暑くて眠れない」というご相談をいただくことが年々増えています。そこで今月は、LIXILが実施した「夏(79月)の暑さと住まいに関する意識調査」をもとに、暑さ対策断熱リフォームについてご紹介します。

この調査では、持ち家に住み、自宅の電気代を把握している全国3,600人を対象にアンケートを実施したところ、8の方が「自宅の暑さにストレスを感じている」と回答しました。暑さを感じる場所は、「寝室」が最も多く、次いで「リビング」「キッチン」「トイレ」という結果です。

近年は、夜になっても気温が25℃を下回らない熱帯夜が珍しくなくなりました。室温が下がらない住宅では、寝苦しさによる睡眠不足だけでなく、室内での熱中症の危険高まります。だからこそ、住まいの断熱性能を高めることが、ご家族の健康を守るためにも大切になっています。

 ◇おすすめの断熱リフォーム◇

比較的費用を抑えながら効果実感しやすい断熱リフォームをご紹介します。まずおすすめしたいのが、天井裏への断熱材の追加です。最上階の天井裏に十分なスペースがある住宅なら、グラスウールなどの断熱材を追加することで、屋根から伝わる熱を抑え、2階の暑さを大きく改善できる場合があります。工事短期間で済み、費用対効果の高いリフォームです。

もう一つおすすめなのが、窓の断熱リフォームです。住宅に入ってくる夏の熱の約73冬に逃げる熱の約58は、窓などの開口部からといわれています。つまり、窓を改善することが、一年を通して快適省エネ住まいへの近道なのです。特におすすめなのが「内窓の設置」です。今ある窓の内側にもう一枚樹脂製の窓を取り付ける工法で、比較的低コスト高い断熱効果期待できます。一方、窓そのものを新しくしたい場合は、「カバー工法」がおすすめです。既存の窓枠を利用して新しいサッシを取り付けるため、外壁を壊さずに施工でき、工期も短く済みます。玄関ドア勝手口ドアの交換にも採用されている工法です。住まいの状況やご予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

LIXILの調査では、窓の断熱リフォーム窓交換・内窓設置など)を行った方の9割以上が「効果を実感した」と回答しています。「暑さ・寒さがやわらいだ」「結露が減った」「外の音が気にならなくなった」「エアコンの効きが良くなった」など、多くの方が快適さの向上を実感されています。

◇最大100万円の補助金◇

内窓の設置カバー工法による窓リフォームでは、一定の条件を満たすと先進的窓リノベ2026事業」の補助金利用できます。補助額は最大100万円/戸です。補助金を利用するには、20261231日までに工事を完了する必要があります。

現在はまだ予算に余裕がありますが、国の補助事業予算がなくなり次第終了となりますので、ご検討中の方は早めのご相談をおすすめします。なお、玄関ドアなどの交換補助金を利用する場合は、窓の改修工事と同一契約で行う必要があります。

このほかにも、天井の断熱改修や、高効率給湯器(エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム)を対象とした補助制度もあります。

◇さいごに◇

熱中症による救急搬送年々増えており、その4屋外ではなく自宅発生しています。特に高齢者はリスクが高く、住まいの暑さ対策は、ご家族の健康を守るためにも欠かせません。暑さ対策というとエアコンを思い浮かべる方が多いと思いますが、住宅そのものの断熱性能を高めることで、室内環境は大きく改善できます。特に内窓設置は比較的取り組みやすく、実際に施工されたお客様からは「もっと早くやればよかった」というお声も数多くいただいています。

弊社は住宅省エネ支援事業者として登録されており、補助金の申請もお手伝いしています。暑さ対策や断熱リフォームをご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。家はご家族が一日の多くの時間を過ごす大切な場所です。暑さを我慢する時代ではなく、住まいの性能快適暮らす時代になりました。この夏をご家族皆様が健康で快適に過ごせるよう、自宅の断熱性能見直すきっかけになれば幸いです。

それでは、また来月お会いしましょう。

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏