■太陽光発電についてはどう考えていますか?

A:資金との兼ね合いだと思います。

住宅は一度建築されると長期に渡って利用されます。エアコンや給湯器は古くなった時に更新すれば簡単に最新の高効率機器に置き換わり、消費エネルギーは減りますが、断熱材やサッシを住宅の建築後に交換することは簡単にはできません。

 限られた予算のなかでどこにお金を掛けるのが良いのか?健康で快適な住まいのために大切なのはまずは断熱や耐震といった躯体の性能です。

太陽光発電設備は電気というエネルギーはつくってくれますが、快適な住環境はつくってくれません。 

資金に余裕があれば、是非太陽光発電設備の設置をお勧めします。しかし、住宅の基本性能を削ってまで、設置するべきものだとは思いません。