2021年12月:【こどもみらい住宅支援事業創設】

「こどもみらい住宅支援事業創設」

 皆さまこんにちは、渡邉です。早いもので12月、今年も残り僅かとなりました。日本ではコロナの新規感染者もかなり少なく、少しほっとしています。しかしオミクロン株の話など、まだまだ油断できない状況です。年末年始にクラスター等が発生しないよう、今しばらくは皆で用心しましょう。

さて、11月26日、令和3年度の補正予算が閣議決定しました。今月号の「ひげ日記」ではこの中から、住宅関連の情報をお伝えさせて頂きたいと思います。詳しくは、国土交通省のHPをご覧ください。まだまだ速報で不確定な部分もありますが、弊社までお問合せ下されば詳細な説明をさせて頂きます。

 

■こどもみらい住宅支援事業

子育て支援と省エネ住宅の普及を推進すべく、子育て世帯やこの予備軍となる若者夫婦世帯向けに、省エネ性能の高い新築住宅の取得や改修に対して、最大100万円を補助する支援事業を実施します。省エネ改修については一般世帯も対象としますが、子育て・若者夫婦世帯向けには補助上限額を引き上げます。

以下に記載の内容は弊社事務所のある静岡県富士市での請負契約による場合です。

なお子育て世帯とは18歳未満の子を有する世帯、若者夫婦世帯とは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯のことです。

 

■子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅新築の場合
 ※住宅の延べ面積は50㎡以上とする


補助額100万円

 ZEH、NearyZEH、ZEH Ready、ZEH Orientedで強化外皮基準(Ua値0.6以下)、かつ再エネを除く一次エネルギー消費量 ▲20%に適合

 

・補助額80万円

認定長期優良住宅、認定低炭素建築物、性能向上計画認定住宅

 

・補助額60万円

 断熱等級4かつ一次エネルギー等級4以上を満たす住宅

 

いずれの場合も弊社標準仕様で適合しますが、おすすめは『長期優良住宅認定』の80万円コースです。理由は弊社では標準で長期優良住宅の認定取得も行っているからです。100万円コースは『BELS』の取得が別途必要になりますので、BELSの取得もしたいという方向けですね。

 

■住宅のリフォーム

補助額:上限30万円/戸 ただし

・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸

・既存住宅購入を伴う場合:60万円/戸

・安心R住宅の購入を伴う場合:上限45万円/戸

 

『必須工事』:下記①~③いずれかの省エネ改修は必須

①開口部の断熱改修:ガラス交換、内窓設置等

②外壁、屋根、天井または床の断熱改修

③エコ住宅設備の設置:太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓等

『任意工事』:下記a)~e)の工事

a)住宅の子育て対応改修:ビルトイン食洗機、ビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、宅配ボックス、掃除のしやすいレンジフード他

b)耐震改修:旧耐震基準の住宅を現行の耐震基準に適合させる工事

c)バリアフリー改修:手すりの設置、段差解消、衝撃緩和畳の設置他

d)空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事

e)リフォーム瑕疵保険等への加入

 

補助事業者等

 本事業は弊社のような住宅事業者が建築主等の委託を受けて補助事業者となり、補助金の交付申請および交付を受け、期限までに完了報告を行います。交付された補助金は住宅取得者等に還元される仕組みとなります。

 

まとめ

 新築もリフォームも11月26日以降の契約が有効です。新築は子育て世帯・若者夫婦世帯のみが対象となるなどの条件がありますが、リフォーム工事は、どなたでも補助の対象となります。ただし、来年1月の補正予算の成立後、弊社の事業者登録が完了したあとに工事着手することが条件です。予算に達し次第終了となりますので、これらの工事を検討されている方は早めに弊社までお声がけ下さい。

 

 まだまだ不安定な世の中ですが、お陰様で建築工房わたなべは無事に新年を迎えられそうです。皆様、本年も一年間大変お世話になり有難うございました。来年が良い年になる事を祈念しています。

それでは皆様、良いお年を!

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏