■プロだけが知っている!建築コストを賢く抑える「5」つの方法

予算オ-バ-しない家づくりのコツ5選!建築コストを賢く抑える方法

家づくりの打ち合わせが進むほど、
「思っていたよりも費用が高くなった…」
と感じる方は少なくありません。

しかし、設計の工夫ひとつでコストを上手に抑え、
理想の家に近づける方法があります。

現場を熟知したプロの視点から、
次の「5つ」のポイントに分けて、予算オーバーを防ぐコツを丁寧に解説します。

 

  1. 建物の形は正方形・長方形ベース

  2. 窓の数とサイズを整理する

  3. オープン階段や吹き抜けを入れすぎない

  4. 水まわりを集約して配管距離を短く

  5. 外観デザインは「引き算」の発想

これらを意識するだけで、建築費用の無駄を減らし、住み心地とデザイン性を両立させた“賢い家づくり”が実現できます。


【目次】

  1. なぜ予算オーバーが起こるのか?

  2. 正方形・長方形ベースで設計する(凹凸はコスト増)

  3. 窓の数とサイズを整理する(数=コスト)

  4. オープン階段や吹き抜けを入れすぎない

  5. 水まわりを集約して配管距離を短く

  6. 外観デザインは「引き算」発想でコストカット

  7. まとめ:理想とコストのバランスを取る家づくりを


1.なぜ予算オ-バ-が起こるのか?

家づくりを始めると、間取り・デザイン・設備など、夢がどんどん膨らみます。
「せっかくだから・・・」「あと少しの差だから・・・」と、こだわりを重ねるうちに、
気づけば当初の予算を超えてしまう(汗)といったケースがとても多いのです。

特に、

  • 間取りに凹凸を増やしたり

  • 窓をたくさん設けたり

  • デザイン性の高い階段や吹き抜けを採用したり

といった『見た目の良さを優先した設計』は、材料費・施工費ともに増える要因になります。

しかし、プロの視点から計画を立てることで、コストを抑えながら満足度の高い住まいを実現することができます。

それでは、具体的な5つのポイントを見ていきましょう。


2.正方形・長方形ベ-スで設計する(凹凸はコスト増)

建物の形は、シンプルであるほど構造が安定し、施工コストも抑えられます
外壁や屋根に凹凸が増えると、その分だけ材料費や人件費が上がるからです。

たとえば、L字型やコの字型の家は見た目に個性が出ますが、
角の部分や接合部に手間がかかるため、結果的に10〜15%程度コストアップすることも珍しくありません。

《プロのアドバイス》
  • 「真四角の家」は、シンプルながらもバランスの良い美しさがあります。

  • 凹凸をつけたい場合は、玄関ポーチやバルコニー部分だけに限定するのも賢い方法です。

シンプルな形状は、耐震性にも優れるというメリットもあり、
「見た目・強さ・コスト」すべてのバランスが取れた設計といえます。


3.窓の数とサイズを整理する(数=コスト)

窓は、採光や通風に欠かせませんが、数や大きさを増やすほどコストアップの要因になります。
1枚あたり数万円〜十数万円かかることもあり、見落としがちな部分です。

《見直しのポイント》
  • 隣家との距離や方角を考え、本当に必要な窓だけを設ける。

  • 採光が取りにくい場所には、高窓やスリット窓を活用して効率よく明るさを確保。

  • デザインのための“飾り窓”を減らす。

必要以上の窓を設けると、断熱性能の低下やメンテナンスコストの増加にもつながります。
「窓を減らす=暗くなる」ではなく、配置の工夫で明るく快適に暮らせる設計を心がけましょう。


4.オ-プン階段や吹抜を入れ過ぎない

開放感を出すために人気の「吹き抜け」や「オープン階段」。
ただし、これらは構造的にも仕上げ的にもコストがかかる要素です。

吹き抜けを作ると、

  • 空間が広くなるため冷暖房効率が落ちる

  • 壁や床の面積が増え、仕上げ材や手すりのコストが増える

といったデメリットが出てきます。

 

《プロのアドバイス》
  • 吹き抜けはリビングの一部だけに限定する。

  • 階段は、壁付けタイプでシンプルにまとめる。

「適度な開放感」を意識することで、コストも快適性もバランスよく両立できます。


5.水まわりを集約して配管距離を短く

キッチン・お風呂・トイレ・洗面などの水まわりを1か所にまとめることで、
配管の距離を短くし、施工費を大きく抑えることができます。

配管は、床下や壁の中を通るため見えませんが、実はコストに大きく影響する部分です。
階ごとに水まわりをバラバラに配置すると、配管の長さが倍以上になることも。

 

《プロのアドバイス》
  • 2階にトイレを設ける場合は、1階のトイレの真上に配置する。

  • 洗面所と浴室を隣接させて、排水・給水ルートを共有する。

こうした工夫で、見えない部分のコストをしっかり抑えることができます。


6.外観デザインは「引き算」発想でコストカット

家の外観デザインは、こだわりが出やすい部分です。
しかし、装飾を増やすほどコストも上がります。

「ここもデザインしたい」「もう少し個性を出したい」と足していくよりも、
“引き算”の発想で、必要な要素を厳選することが大切です。

 

《例えば・・・》
  • 外壁材を2〜3種類使うよりも、1種類で統一した方がスッキリ見える。

  • 庇や装飾モールを省略し、陰影や素材感でデザインする。

  • 屋根形状も、複雑な入母屋や寄棟より、片流れ・切妻でシンプルに

シンプルなデザインは、メンテナンス費も抑えられ、飽きのこない外観になります。
まさに、コストをかけずに上質さを出す“プロの引き算術”です。


7.まとめ:理想とコストのバランスを取る家づくりを

家づくりは「削る」ことではなく、“本当に必要なものを見極める”ことが大切です。
今回ご紹介した5つのポイントを意識することで、
コストを抑えつつ、快適で満足度の高い住まいが実現できます。

  1. シンプルな形で無駄を省く

  2. 窓や吹き抜けは“ほどよく”

  3. 水まわりをまとめて見えないコストを削減

  4. 外観は「引き算」で上品に仕上げる

プロは、見えない部分のコスト構造を知っています。
その知恵を上手に活かせば、限られた予算でも理想に近づけることができます。

もし「自分の家ではどこを工夫できるのか知りたい」という方は、
一緒に考える家づくりのパートナーとして、ぜひ「家づくり無料相談会」にご参加ください。

理想とコストのバランスを取りながら、
“後悔しない家づくり”を叶えるお手伝いをいたします。