■失敗しない庭づくりのコツをご紹介します

【まとめ】失敗しない庭づくりのコツ|ガーデニングもアウトドアリビングも楽しめる空間をつくるには

ガーデニングやアウトドアリビングを楽しむ庭をつくるには、最初の計画がとても重要です。
「庭でどんな時間を楽しみたいのか」を明確にし、動線や日当たりを考えながら空間をデザインすることで、使いやすく居心地のよい庭が生まれます。

また、メンテナンスしやすい素材を選んだり、季節ごとに変化を見せる植物を取り入れたりすると、長く愛せる庭になります。

このコラムでは、庭づくりの基本の考え方から、植物選びやレイアウトの工夫まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。
これから庭をつくりたい方、今ある庭をより快適にしたい方にとって、ヒントとなる内容をまとめました。


【目次】

  1. はじめに:庭づくりの第一歩は「暮らしのイメージづくり」

  2. 庭でどんな時間を過ごしたいかを決める

  3. 動線と日当たりをチェックし、快適なレイアウトにする

  4. メンテナンスしやすい素材を選んで「使いやすい庭」にする

  5. 季節を楽しむ植物の選び方と植栽のポイント

  6. シンボルツリーが庭づくりにもたらす効果

  7. 小さな工夫から始める、失敗しない庭づくり

  8. おわりに:庭づくりの相談はお気軽に


1.はじめに:庭づくりの第一歩は「暮らしのイメ-ジづくり」

ガーデニングやアウトドアリビングを楽しむためには、
「ただ植物を置けばいい」
「ウッドデッキを作れば完成」・・・
というわけではありません。

庭は家の延長であり、生活を豊かにする場所です。
そのため、庭づくりの第一歩はどんな暮らしをしたいかをイメージすることです。

・朝、庭でコーヒーを楽しみたい
・週末は家族でBBQをしたい
・四季の花を眺めながらゆっくり過ごしたい
・子どもやペットが走り回れるスペースがほしい

こうした「自分がしたいこと」が庭の形を決めていきます。
後悔しない庭にするためにも、このイメージづくりは欠かせません。


2.庭でどんな時間を過ごしたいかを決める

庭づくりで最初に考えたいのは、庭での過ごし方をはっきりさせることです。
これによって、必要なスペースや設備、レイアウトが大きく変わります。

《家庭菜園をしたい場合》

・日当たりの良い場所が必要
・水やりの動線を意識する
・作業スペースを確保する

菜園は日照が大切なので、南側や日差しを遮るものが少ない場所が適しています。

 

《季節の花を楽しみたい場合》

・花壇をどこに置くか
・背の高い植物と低い植物のバランス
・年間を通じて花が途切れない植栽計画

観賞用のガーデンなら、目に入りやすいアプローチ沿いや窓から見える位置に植えるのがおすすめです。

 

《アウトドアリビングを楽しみたい場合》

・テラスやウッドデッキを設ける
・屋外家具を置くスペースを確保
・日除けや照明の計画も考える

家の中と外の「つながり」を意識すると、使いやすく快適なアウトドアリビングになります。


3.動線と日当たりをチェックし、快適なレイアウトにする

庭をつくるときに見落とされがちなのが、動線と日当たりのチェックです。
これらを考えないと、「使いにくい」「植物が育たない」という不満につながります。

《動線はシンプルに》

・よく歩く場所は幅を広く
・曲がりが多すぎる動線は使いにくい
・家と庭の出入り口はスムーズに

例えば、勝手口から菜園までの距離が遠いと、水やりが面倒になりがちです。
歩きやすさは庭の心地よさに直結します。

 

《日当たりは植物だけでなく人の快適さにも影響》

・午前中の日差しは心地よい
・夏の西日は強いので工夫が必要
・日陰ができる場所は休憩スペースに最適

植物の配置は日照に応じて決めるのが鉄則ですが、人がくつろぐスペースも同じです。
季節による日当たりの変化も考慮しましょう。


4.メンテナンスしやすい素材を選んで「使いやすい庭」にする

素敵な庭でも、手入れに時間がかかりすぎると続きません。
そこで大切なのが、メンテナンスしやすい素材選びです。

《防草シ-ト+砂利》

・雑草対策として効果的
・コストを抑えながら手間を軽減
・歩くと音が出るので防犯面でも安心

 

《ウッドデッキ》

・室内とのつながりが生まれ、アウトドアリビングに最適
・素材によってメンテナンスの手間が変わる
・樹脂製なら手入れが少なく、長持ちしやすい

 

《土のままにしない工夫》

庭を全部「土の地面」のままにしてしまうと、
雨でぬかるむ・雑草が生える・掃除が大変
といった悩みにつながります。

素材を組み合わせて、見た目と使いやすさを両立させましょう。


5.季節を楽しむ植物の選び方と植栽のポイント

庭の魅力を左右する重要なポイントが、どんな植物を選ぶかです。

 

《季節ごとに違う表情を楽しむ》

・春は新緑や花
・夏は木陰
・秋は紅葉
・冬は常緑樹で彩りを残す

一年を通して楽しめる植栽計画にすると、庭への愛着がぐっと深まります。

 

《背の高い植物と低い植物のバランス》

・後ろに高いもの、前に低いものを置く
・高さの変化をつけることで奥行きが出る

平面的に植えるよりも、段差を作るほうが見栄えがよくなります。

 

《育てやすい植物から始める》

いきなり手のかかる植物を選ぶと挫折の原因になります。
まずは強くて育てやすい植物からスタートしてみましょう。


6.シンボルツリーが庭づくりにもたらす効果

庭に1本、シンボルツリーがあるだけで空間全体が引き締まります。

・庭の“中心”ができる
・季節の変化が分かりやすい
・日除けとしても活躍
・ほどよい目隠しになる

常緑樹なら一年中緑が楽しめますし、落葉樹なら四季の移ろいがはっきり感じられます。
庭のテーマに合わせて選んでみてください。

※家づくりQ&Aでシンボルツリ-のおすすめ樹種を紹介しています。


7.小さな工夫から始める、失敗しない庭づくり

庭づくりは「完璧な計画を立てなければならない」というものではありません。
むしろ、小さな改善を積み重ねることで、じっくり育てていく楽しさがあります。

・鉢植えから始めてみる
・お気に入りの花を一つ植えてみる
・まずはテラスだけ整える

どれも立派な庭づくりです。
少しずつ、暮らしの中に自然や外の時間を取り入れてみてください。


8.おわりに:庭づくりの相談はお気軽に

ガーデニングやアウトドアリビングに少しでも興味をお持ちでしたら、ぜひ気軽にご相談ください。

「庭でどんな時間を過ごしたいか」
この想いをお聞きしながら、ひとりひとりに合った庭づくりの提案を行っております。

家づくりや外構に関することなど、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
あなたの暮らしに寄り添った、心地よい庭づくりをお手伝いします。