2010年3月:【エコポイントはリフォームで!!】

昨年末に閣議決定された緊急経済対策により、住宅にもエコポイント制度が導入されました。そして3月8日から住宅エコポイントの発行・交換申請も開始となります。そこで、今月号の『ひげ日記』ではこの住宅版エコポイント制度のご説明をさせていただきたいと思います。

 住宅エコポイント制度とは、国が定めた省エネ性能を満たした住宅を新築した場合、または指定省エネ部材を使ったエコリフォ-ムを行った場合に、お客様が所定のエコポイントをもらえるという制度です。取得したポイントは1ポイントあたり1円で換算され、エコ商品や商品券そして追加工事費としても使える(即時交換制度)ことになりました。
 木造住宅新築時の条件は、本年末までに着工し、断熱性能が次世代省エネ基準をみたしていること(弊社では以前より標準仕様)。その場合、1戸あたり30万ポイント(30万円分)もらえます。リフォ-ムの場合も本年末までに着手し、対象エコ建材を使っていることが条件で、最大30万ポイント(30万円)もらえます。
 しかし新築の場合は気をつけていただきたい点があります。長期優良住宅先導的モデル+静岡県産材の利用で最大230万円。長期優良住宅普及モデル+静岡県産材の利用で最大150万円補助という制度が4月から始まるからです。これらの制度とエコポイント制度は重ねて利用できない仕組みとなっているので、どちらを利用したほうが得かは明らかです。

 エコポイントがもらえるリフォ-ムの範囲は広く、現在ある部屋のリフォ-ムはもちろん離れの増築など、新築工事とならない工事ではほとんどの場合に利用できます。具体的に言いますと、窓の断熱改修(内窓の設置や外窓の交換、サッシのガラス交換等)、外壁・屋根・天井・床の断熱改修、これらの工事と同時に行ったバリアフリ-工事も対象となります。
 私がエコポイント制度について勉強し、シュミレ-ションを色々行ってみたところ面白いことがわかりました。それは、エコポイント制度をシンプルでわかりやすくしたかったためか、この制度にはいろいろな矛盾点があるということです。少ないコストでたくさんのエコポイントをもらうためには、エコポイント制度をきちっと理解し、上手に使う必要があります。
 例えば、窓の断熱改修工事の場合、サッシはそのままでガラス部分だけをペアガラスに交換する場合より、今ある窓の室内側に樹脂製の内窓を取り付けて二重窓にする場合の方が総額も低く、もらえるエコポイントも多いのです。内窓を取り付ける工事の場合は、おおよそ総工事費の半分のエコポイントがもらえるという結果となりました。この内窓取り付けは、簡単でコストも安く、断熱性能も高まり、快適性も向上し、さらに窓面の結露防止効果も高いので、お勧めのエコリフォ-ムです。
そして今回のエコポイント制度の仕組みで特に注目いただきたいのが、「即時交換制度」です。これは、お客様がエコリフォ-ムで取得したポイントで、同時に物置をつくったり、キッチンを交換したり、クロスを張り替えたりする工事代金にエコポイントをそのまま充当できるという仕組みです。「即時交換」で行う工事はエコである必要はありません。この場合のポイント交換の手続きは、弊社がお客様に代わって申請させていただくことも可能ですので、お客様にとってはエコポイント交換のわずらわしさも軽減され、便利な仕組みとなっています。
 エコポイント制度はリフォ-ムをお考えの方にはとてもお得な制度です。工事着手は今年末までありますが、予算に到達次第終了ということになっておりますので、早めの検討を、お勧めします。

 ㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏