2025年12月:【住宅関連の大型補助金が継続決定】
みなさまこんにちは、渡邉です。富士市でも12月に入り朝晩はかなり寒くなりましたが、天気の良い日中は暖かい日が続いています。今更ながらですが太陽に感謝です。
今年も残すところあと僅かとなりました。今月号の『ひげ日記』は11月28日に住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案が閣議決定されました。それは、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して取り組む『みらいエコ住宅2026事業』です。
下記内容は弊社施工エリアで戸建住宅の新築やリフォームをする場合についてです。いずれも国会での補正予算成立が前提となっています。今月号に挟み込みの“住宅省エネキャンペーン2026”資料をご覧になりながらお読みいただくとわかりやすいと思います。
◇省エネ住宅の新築
※GX志向型住宅(すべての世帯対象):補助額 110万円/戸単なる高断熱ではなく『創エネ』と『制御』が必須となる
下記1)及び2)に適合するもの
1)断熱等級6以上(UA値0.46以下)
2)一次エネルギー消費量の削減率35%以上削減(再エネを除く)、100%以上削減(再エネを含む)ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅として超省エネ住宅区分を昨年同様GX(グリーントランスフォーメーション)型住宅としました。
ZEH(UA値0.6)以上の断熱性能で太陽光発電を設置し、高度エネルギーマネジメントシステムとしてHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)の設置が必須です。
※長期優良住宅・ZEH水準住宅
断熱等級5以上(UA値0.6以下)、一次エネルギー消費量の削減率:20%以上(再エネ除く)、太陽光発電設置等の要件は無し。
長期優良住宅(子育て世帯等対象): 75万円/戸
建替前住宅等の除却を行う場合は+20万円/戸
ZEH水準住宅(子育て世帯等対象): 35万円/戸
建替前住宅等の除却を行う場合は +20万円/戸
※子育て世帯等とは18歳未満の子を有する世帯等又は夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
◇住宅の省エネリフォーム等
・省エネ改修
1)高断熱窓の設置(先進的窓リノベ2026事業):最大100万円/戸、ガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー 工法)、外窓設置(はつり)など
2)給湯器については、一定の基準を満たした高効率給湯器の設置の場合は機種によりエコキュート:7万円/台、または10万円/台、家庭用燃料電池(エネファーム):17万円/台ハイブリッド給湯機:10万円/台、または12万円/台(給湯省エネ2026事業)
※電気温水器や蓄熱暖房機の撤去を伴う場合には別途加算有り
3)開口部・躯体等の省エネ総合改修工事
(みらいエコ住宅2026事業)必須工事は開口部、外壁、屋根・天井または床の断熱改修、エコ住宅設備の設置の組合せ
◇さいごに
新築では前年より金額は下がりましたがGX志向型住宅の補助に110万円/戸なのでこれがお勧めです。本文中ではZEH水準を大きく上回る省エネ住宅として超省エネ住宅と記載しましたが、これは国交省発表の文章を掲載したものです。
個人的な意見ですが、この程度の内容で110万円/戸の補助額なら太陽光発電の設置を考えている方にはこれがお勧めです。
次が長期優良住宅の75万円/戸です。
リフォームでのダントツでのイチ押しは手軽さの割に効果絶大な内窓設置です。工事は既存のサッシの室内側に樹脂製の内窓を設置するだけです。外壁やその他工事の必要も無く、設置工事もほぼ一日で完了します。
補助金の上限も100万円/戸で補助率も高いのでお勧めです。私も自宅の窓すべてに内窓を設置しました。設置後は部屋がすごく暖かくなり、外の音も遮ってすごく静かになりました。迷っている方はまずはリビングや寝室・子供部屋や浴室などに設置して確認してください。その違いを体感できると思います。
各種補助事業に関することはもとより、住宅に関するご相談はお気軽に弊社までお問合せください。
それぞれの補助事業の説明、現地調査から見積りまで全て無料で対応させて頂いております。
最後になりましたが、みなさま本年も一年間大変お世話になり、ありがとうございました。来年も建築工房わたなべを宜しくお願い致します。
それでは、皆さま良いお年を!!
株式会社建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏