2023年02月:【「過去最大!! 驚きのリフォ-ム補助事業」】

皆さまこんにちは、渡邉です。

寒い日が続いています、最近はTVでも日本の住宅は寒すぎて健康に悪いという内容の番組を多く見るようになってきました。環境省の資料では冷房使用時、外から熱の入る割合が最も多いのが開口部(窓及びドア)で全体の73%。

面積の多い外壁7%10倍以上。暖房使用時、外に熱が逃げる割合でも最も多いのが窓などの開口部で全体の58%となっています。
このように住宅における熱損失の多くは開口部です。住宅開口部のリフォームは短期間で実施可能な製品が普及過程にあり、早期に拡大させることが重要です。

リフォーム工事の補助ついては、国土交通省、経済産業省および環境省が連携することで、下記の3事業をワンストップで利用可能(併用可)となっています。

1)住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業(経済産業省・環境省)

2)高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(経済産業省)
3
)こどもエコすまい支援事業(国土交通省)

 その中でも今までの住宅リフォーム補助事業では聞いたことも無いような金額の補助事業がありますので、皆様にご紹介させて頂きます。

 

■先進的窓リノベ事業

今回、お勧めなのが住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業です。その中でも特にお勧めなのが「先進的窓リノベ事業」です。こちらは令和4度年の補正予算でなんと前例の無い1,000億円規模の断熱窓リフォーム支援となっています。

リフォーム工事内容に応じて定める額(補助率1/2相当等)上限は200万円/戸、窓リフォームとしてはとても大きい金額です。「こどもエコすまい支援事業」よりも高性能な窓の性能が求められますが、同じ大きさの窓でも補助金額が8倍以上になる場合もあります。概要は下記の通りです。

・ガラス交換:古い住宅の場合はサッシの気密性能も低いのであまりお勧めしません。

・外窓交換(ハツリ工法):大がかりな工事となり、コスパ的にもあまりお勧めしません。

お勧めは下記の方法です。

・内窓設置:既存サッシの内側に新たに窓を設置するもの、既存の内窓があってもそれを取り除き新たに内窓交換の場合もOKです。内窓はガス入りのペアガラスがお勧め。

・外窓交換(カバー工法):既存サッシの障子部を取り除き、既存窓枠の上から新たに窓枠を覆い被せて取り付け、ガス入りのペアガラス窓等に交換する方法。内壁や外壁をいじらずに工事可能なのでこちらもお勧めです。

■さいごに

先進的窓リノベ事業の資料にも補助率が1/2相当=50%相当と記載される程の補助率です。

本事業の申請は事業者登録された工務店等が行うこととなっていますので、ご自分で申請する手間もかかりません。もちろん弊社も既に事業者登録済です。交付申請は令和53月下旬からで予算に達した時点で終了予定となっています。

請負契約完了後工事着手後なら交付申請を予約して予算枠の確保が可能です。私も過去いろいろな補助事業に携わってきましたが間違いなく過去最大です。そんな訳で私もこの補助事業を利用して自宅の窓改修を行う予定です。

弊社では現地調査から見積りまではすべて無料で行いますので、気になる方は早めに弊社までご連絡下さい。紙面の関係で記載出 来なかった補助事業もまだ沢山あります。そちらについても気軽に弊社までお問合せ下さい。

それではまた来月お会いしましょう。

株式会社建築工房わたなべ  代表取締役  渡邉  泰敏