2014年5月:【家電のじょうずな使い方】

皆さんこんにちは、渡邉です。GWもあっという間に終わり、これからじめじめした梅雨、そして節電が必要な夏に向かって行きます。今月号の「ひげ日記」では、省エネ家電おすすめBOOK(製作:一般財団法人 家電製品協会)より家電製品の上手な使い方を中心に賢い節電の仕方などをご紹介させていただきます。

■冷蔵庫編

 24時間365日働き続ける冷蔵庫は家電の中でも最大の消費電力量です。最近の冷蔵庫は効率よく運転するインバーター制御と高性能断熱材の採用で10年前の冷蔵庫と比較すると消費電力もおおよそ1/3、なんと68%も省エネになっています。我が家も2年程前に17年間使っていた冷蔵庫を買換えたところ電気料金が月2000円くらい安くなりました。

 ≪上手な使い方≫
・冷蔵室は隙間を空けて、冷凍室は隙間無く食品を詰める
・冷蔵庫の周囲には適度な隙間を設けて設置する
・冷蔵庫に直射日光が当たらないようにする
・熱いものは冷ましてから入れる扉と本体の間に名刺などをはさんで、ずり落ちるようなら隙間から冷気が漏れていますのでパッキン  を交換して下さい。

■エアコン編

 最近のエアコンはエネルギ-効率の高いヒ-トポンプ方式やムダな電力消費を抑えるインバ-タ-技術の進歩と、センサ-を駆使した省エネ技術等により10年前のものと比べ約11%の省エネとなっています。
 ≪上手な使い方≫
・2週間に1度はフィルタ-のお掃除をする
・カ-テンを閉めて窓からの熱の出入りを防ぐ
・扇風機を上手に使って空気を循環 させる
・風向きを上手に調整(風向板は暖房時には下向き、冷房時には水平  に)
・室外機の吹きだし口に物を置かないように
・長期間使わない時はコンセントを抜く

■温水洗浄便座

 最近の便器の洗浄水は6L以下が普通で中には3.5Lというものもあります。従来型便器は13L位の使用水量がありましたので最近の一般的なものでも約60%も節水になっています。
 ≪上手な使い方≫
・大・小の切り替えをしっかり使って無駄の無い洗浄を
・季節に合わせて便座の温度を調整する
・便器のフタは閉める(暖房便座の放熱を防ぐため)
・タイマーなどの節電モードを上手に使う 温水洗浄便座を故障したまま使うと火災や感電の原因になります。おかしいと思ったら、電源プラグを抜いて使うのをやめて下さい。

■「しんきゅうさん」

 「しんきゅうさん」とは、家庭での消費電力量の多いエアコン、テレビ、冷蔵庫、照明器具、温水洗浄便座などについて、現在使っているものと、省エネ型のものと比較ができるシステムです。

 例えば新しい製品に買い換えた場合に年間電気代がどのくらい得になるのかなどを簡単に比較できます。製品の選び方や製品の使い方のページもあり、とても分かりやすく出来ているホ-ムペ-ジです。電化製品の買換えを考えている方や電化製品の上手な使い方を知りたい方は是非このサイトをご覧になり参考にしてください。

http://shinkyusan.com/index.html
「しんきゅうさん」はパソコン用だけでなく、携帯電話などからでも利用しやすい「モバイル版」もあります。

家電製品も壊れないともったいなくってなかなか買換えできないと思います。10年以上前の冷蔵庫を使っている方や居間などの良く使う部屋のエアコンが古いなど、どうしようと悩んでいる方は「しんきゅうさん」で比較してみてください。冷蔵庫などは比較的短期間で元がとれるかもしれませんよ。

それではまた、来月お会いしましょう。

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏