2026年06月:【 新たな防災気象情報について】

新たな防災気象情報について◇

 皆さまこんにちは、渡邉です。今年も6月に入り苦手なジメジメとした梅雨の到来です。今月号の「ひげ日記」は528日から防災気象情報が大きく見直されたので、日本気象協会のホームページを元に大雨・台風シーズンの前に皆さまに理解していただきたいポイントを中心にお伝えします。

今回、新しい防災気象情報では、河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮4種類について、5段階の警戒レベルに整理され、レベルの数字が付加されます。
これまでの大雨警報は「レベル3大雨警報」、「大雨特別警報レベル5大雨特別警報と発表されるようになります。

また、警報と特別警報の間には、情報があるものとないものがありましたが、この間に警戒レベル4として、新しく「危険警報」が新設されます。レベル4は「避難指示」発令の目安となる警戒レベルで、危険な場所から全員避難する目安となります。

◇「色」または「数字」で認識

新しい防災情報のポイントとして、各レベルの色を覚えておくと認識しやすくなります。
 赤色は警戒レベル3 避難に時間のかかる高齢者や小さなお子さん、体の不自由な方が避難を始める目安です。

 紫色は警戒レベル4   この警戒レベル4までに危険な場所から全員避難完了させることが大切です。
 これまでの土砂災害警戒情報は、これからはレベル4土砂災害危険警報として発表されます。

 黒色は警戒レベル5 この段階では、すでに災害が発生しているか、災害が切迫した危険な状況です。
 レベル5を待たずに避難するようにしましょう

◇廃止されたもの

これまで使われてきた「洪水」のカテゴリーは廃止となり、川の情報は「氾濫」「大雨」整理されます。
「氾濫」の注意報や警報などは、指定された大きな河川(洪水予報河川と呼ばれる大河川全国約400河川)に対して、水位の実測予測を元に、増水や氾濫のおそれがあるときに情報が発表されます。

一方その他の中小河川については「大雨」注意報警報などで発表されることになります。
中小河川は流域面積が小さく勾配も急な場合が多く、水位上昇の変化が早いため、浸水害と同じようなタイミングで氾濫リスクが高まりやすい傾向があります。 

◇さいごに

今回の変更は、河川氾濫大雨土砂災害高潮4つのみを対象としたものです。屋外に避難をするより、室内にとどまる方が、身の安全を確保できるケースが多いことから、暴風波浪・大雪・暴風雪などの特別警報・警報・注意報については、今までと変更ありません

また、防災気象情報が変わっても警戒レベル4危険な場所から全員避難、避難に時間がかかる方レベル3までに避難ということは変わりません。危険を察知したら、情報を待たずに自ら避難することも大切です。自分の住んでいる場所ではどんな災害が発生しやすいのか、改めてハザードマップで確認をしておきましょう。

それではまた来月お会いしましょう。

㈱建築工房わたなべ  代表取締役  渡邉 泰敏