2025年05月:【先進的窓リノベ2025】
皆さまこんにちは、渡邉です。ゴールデンウイークはいかが過ごされましたか?
ゆっくり過ごされた方や大阪万博、旅行に行かれた方などさまざまだと思います。会社によっては11連休と夢のような休みの方もいらっしゃったようですね。
さて、今月号の「ひげ日記」は、YKK APが20~60代の男女1,101名(窓リフォーム経験者550名、未経験者551名)に行った「住まいに関するアンケート」の資料を元に超おすすめな補助事業についてです。
■事前調査
10,129人を対象にした事前のスクリーニング調査によると、44.6%と半数近くの人が窓リフォームについて「知っている」と回答しましたが、実施したことがある人はわずか8.8%でした。
「知っている」と回答した4,525人に、窓リフォームに対する印象を聞いたところ、上位は「金額が高そう(53.3%)」、「時間がかかりそう(17.8%)」という結果に。
ほかに、「家を壊さねばならず、大掛かりな工事が必要だと思う」も13.4%と、窓リフォームを知っていても、コストや工事の手間を理由に実施していない人が多くいることが推測されます。実際は既存の窓の内側に新しい窓を追加する「内窓」は1窓あたり約60分、「窓交換」でも半日程度で実施でき、手軽に窓リフォームできます。
■窓リフォーム未経験者
窓リフォーム未経験者に、現在の住まいの不満を調査したところ、1位「寒い(43.7%)」、2位「光熱費が高い(36.8%)」、3位「暑い(31.4%)」となり「朝晩や部屋ごとに温度差がある(28.7%)」や「部屋が結露する(27.9%)」といった不満も上位にあがりました。
WHO(世界保健機関)は「住まいと健康のガイドライン」として寒さによる健康への影響を防ぐために室内温度を18℃以上にすることを強く勧告しています。しかし、日本の家の冬の平均室温は厚生労働省の調査(e健康づくりネット)によると居間16.8℃、脱衣所13.0℃、寝室12.8℃と全国的に室内温度が18℃に達しておらず、住まいの寒さが課題となっています。
特に冬場は、部屋ごとの温度差による「ヒートショック」や、結露の発生が”カビ・ダニ”の増殖を招きアレルギーや喘息を誘発するなど健康リスクと高める要因にもなるため、住まいの「寒さ」は健康被害にもつながります。
住まいの中で熱の出入りが最も多いのは「窓」です。夏は外から入ってくる熱のうちの74%が窓から入り、冬は室内の熱の50%が窓から出て行ってしまいます。つまり断熱性能が低い窓の場合、冬はどんなに暖房をしてもせっかく温めた暖気が外に流失し、夏はせっかく冷房で室内を冷やしても窓から入ってくる日差しの影響が大きくエアコン効率は上がりません。住まいの不満の上位に上がった「暑さ・寒さ」を解決するには、窓からの熱の流出入を最小限にするのが1番の近道です。
■窓リフォームの効果を実感
窓リフォーム経験者に、内窓リフォームの検討理由を調査したところ、「冬場の寒さを解消したかった」が50.5%と一番多く、「光熱費を削減したかった(38%)」、「夏場の暑さを解消したかった(37.8%)」と続きました。
さらに工事後に期待していた効果を実感できたか聞いたところ、「外の騒音を軽減したかった」では96.0%の人が効果を実感できたと回答。
続いて「冬場の寒さを解消したかった(94.2%)」、「すきま風が気になった(94.2%)」、「結露を防止したかった(93.0%)」、「夏場の暑さを解消したかった(90.4%)」、「光熱費を削減したかった(84.3%)」といずれも多くの人が効果を実感できたと回答しました。
さらに、81.2%の人が窓リフォームに満足しているということからも、その効果の高さが裏付けられました。窓リフォームは単なる一時的な対策ではなく、住環境そのものを根本的に改善する有効な手段です。
■さいごに
ここでお得な補助金情報です。それは環境省が実施している「先進的窓リノベ2025」というものです。これを活用すれば工事費の約半分、1戸あたり5万円~最大200万円の補助金が交付されるため、価格を抑えた窓リフォームが可能です。内窓設置なら戸建て住宅だけでなく、マンションでも可能です。
私も自宅の全窓に内窓設置したほどお勧めなのです。本当に驚くほど効果絶大です。チラシも挟み込みましたのでご一読ください。予算に達し次第終了の補助事業なので、気になる方はお気軽にお早めに弊社までお問合せ下さい。まずは見積りと補助金の金額確認だけでも構いません。もちろん現地調査や見積りは全て無料です。
それではまた来月お会いしましょう。
㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉 泰敏