2022年5月:【『グリ-ン化事業グル-プ募集開始』】

皆さんこんにちは、渡邉です。
久しぶりに制限の無いGWで好天でしたが、皆さんはどこかお出かけされましたか?
テレビでも高速道路の渋滞の様子を久しぶりに見ました。

さて、4月27日に国土交通省より弊社のお客さまも毎年お世話になっている「地域型住宅グリーン化事業」の令和4年度グループ募集開始の発表がありました。

今月号の『ひげ日記』は、私がもっともお勧めするこの補助事業についてご紹介させて頂きます。
下記内容はあくまで建設地が静岡県富士市で弊社にて設計・施工する場合についての概要です。

■地域型住宅グリーン化事業とは

地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携してグループで取り組む、省エネ性能等に優れた木造住宅の整備支援事業です。
本年度は6月下旬に採択グループの発表が行われる予定です。

■長寿命型

 ・認定長期優良住宅(ZEH水準):125万円/戸
外皮性能及び一次エネルギー消費性能がZEH水準であることが認定書で確認できる認定長期優良住宅又は、BELS評価書等でZEH水準が確認できる認定長期優良住宅の場合

 ・ZEH水準が確認できない認定長期優良住宅:100万円/戸(令和4年9月30日が物件登録および交付申請期限)

※ZEH水準とは強化外皮基準(断熱等性能等級5以上)を満たし、かつ再生可能エネルギー等を除いた一次エネルギー消費量が省エネ基準値から20%以上削減となる省エネ性能。

■ゼロ・エネルギー住宅型

 ・ゼロ・エネルギー住宅(長期対応):135万円/戸(ゼロ・エネルギー住宅の要件を満たし、かつ長期優良住宅の認定を取得した場合)

 ・上記以外のゼロ・エネルギー住宅:125万円/戸

■高度省エネ型

 ・認定低炭素住宅(ZEH水準):90万円/戸
 外皮性能及び一次エネルギー消費性能がZEH水準であることが認定書で確認できる認定低炭素住宅又はBELS評価書等でZEH水準が確認できる認定低炭素住宅の場合

 ・上記以外の認定低炭素住宅:70万円/戸(令和4年9月30日が物件登録および交付申請期限)

■加算措置
複数の加算措置に対応する場合は上限を40万円/戸とする。(但し、地域材加算と三世代同居/若者・子育て世帯加算の併用不可など組み合わせに制限有り。)

1)地域材等加算

 ・主要構造材(柱・梁・桁・土台)の過半に地域材を使用する場合20万円/戸

 ・地域の伝統的な建築技術の継承に資する住宅とする場合20万円/戸

2)三世代同居/若者・子育て世帯加算(以下のいずれか)

 ・玄関、キッチン、浴室、トイレの内いずれか2つ以上を複数箇所設置する30万円/戸

・40歳未満の世帯又は18歳未満の子を有する世帯の場合30万円/戸(令和4年4月1日時点の年齢)

3)バリアフリー加算
 ・ 高齢者配慮対策等級3以上の場合30万円/戸

■まとめ

本年度も弊社は「森林認証材委員会」でグリーン化事業に応募します。
このグループは実績も豊富にありますので、本年度も採択されると思います。

このほかに国の住宅関連支援事業では、国交省では延長が発表された『こどもみらい住宅支援事業(最大100万円/戸)『LCCM住宅整備推進事業(140万円/戸)経産省の『次世代ZEH+実証事業(100万円/戸)環境省の『戸建住宅ZEH化等支援事業(ZEH+:100万円/戸、ZEH:55万円/戸)などあります。

タイミングが合うなら、今回ご紹介した『地域型住宅グリーン化事業』個人的には一番お勧めです。

またグリーン化事業とも併用可能な静岡県の「住んでよし しずおか木の家推進事業」(~30万円/棟)富士市の富士地域材使用住宅取得費補助金(富士ヒノキの家)(30万円/棟)といった地域材活用の補助事業も継続されます。

新築だけでなく、リフォームで使える補助事業もいろいろあります。
補助事業を利用して高性能な住宅をお得に建築したいとお考えの方はお早めに弊社までお問合せください。 

それではまた来月お会いしましょう。

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉 泰敏