石川 定 自己紹介へ

【富士弁講座 -第44回-『くっつく』】

2024/02/19(月) 日々のこと

今日は『富士弁講座』の第44回をお送りします。(心ほっこり平成31年2月号より)

富士弁講座(44)くっつく

はろ〜えぶりばでぃ。2月に入り立春を過きてから、あ〜春が来たなあと感じる日が増えました。うれしい限りです。力がやたら入って固まっていた体中の組織が少しずつ緩んでいく気持ちがします。

さて今月の富士弁は『くっつく』です。

「付着する」「密着する」という意味の「くっつく」ではなく、「食いつく」という意味から「噛みつく」事を指します。「付着する」の方は「ひっつく」とも言いますし、イントネーションも違うので混同する事はありません。このイントーネーションを説明するのが難しいのですが、「付着する」の方は、くっつく(↗️↘️↘️)「噛みつく」の方は、くっつく(↘️↗️↗️)・・・わかりました?(笑)

使い方の例としましては、「この犬はすぐに人に"くっつく"から困るだよ」(この犬はすぐに人に噛みつくので困るんだよ)とか、「薮ん中歩いて来たら、蚊にくっつかれたよ」(薮の中を歩いて来たら蚊に刺されたよ)⋯そうです!富士弁では蚊に刺される事を「蚊に食われる」と言うので、「蚊にくっつかれる」となるわけですね。まだ蚊にくっつかれる季節ではありませんがもう少したって蚊にくっつかれた時には、是非この富士弁を思い出してください。

では又来月お会いしましょう。しぃ〜ゆ〜あげいん♪


小川編集長から一言

ま〜た今月も難しい富士弁が出てきました(^_^;)本当にこのイントネーションが難しいのですが、前から何回も言っていますが、市役所の"し"にアクセントを付けるのが富士市民ですからね〜。やくしょ・・・やくしょ・・・やくしょ・・・私も富士市民ですので”やくしょ”の言い方に慣れないと、と思う事もありますが、どうもこれだけは申し訳ないのですが、だめです(笑)名前も「おみ」「ろみ」「くみ」「おり」などなど、すべて生まれも育ちも富士市の方は100%頭にアクセントをつけている気がします。これはだいぶ私も慣れましたが。
調べてみましたら日本全体で、"蚊に刺される"と言う→43:5%、"
蚊に食われる"と言う→39.8%、"蚊にかまれる"と言う→14.9%だそうですよ。

『心ほっこり』とは、弊社が毎月発行している 月刊ニュースレターで、家づくりのお得な情報から生活情報、スタッフ手書き(本音がチラホラ??)などなど様々なコーナーがあります。

 『富士弁講座』は、平成27年7月号-Vol.101-より新コーナーとして連載が始まり、令和5年ですでに90回を超える大人気コーナーに成長しています。

最新号をHPでも掲載しておりますが、このブログでも少しずつご紹介させていただきます。掲載時の時事ネタなども話題にされており、「そう言えば、あの頃そんなことがあったよね」と懐かしみながらお読みいただければ幸いです。 

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