『建築家自邸の家』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 《設計》中澤建築設計事務所　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 《施工》株式会社建築工房わたなべ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

建築家が自邸新築にあたり、こだわった設計と、プロの厳しい目で選んだＳＥ構法

地下車庫コンクリート打放しの上に、地上2階木造(SE構法）の混構造です。道路より打放しが目立つように、塀やバルコニーの手すりをコンクリート打放しにして、よりコンクリート面が目立つようにしました。木造部分はガルスパンと塗壁の2種類に分けました。塗壁はスタッコラーストの白い壁を、左官屋が芸術的なテクスチャーで仕上げました。

シンプルでスタイリッシュなデザインの外壁の中に木目調の玄関ドアは温かさを感じさせます。
断熱性、防音性も高いタイプです。

室内の壁は外壁と同じ自然素材の『スタッコラースト－Ｅ』を使用
外壁は粗い骨材で荒々しく仕上げ、室内は細かい骨材で仕上げてあります。
建築家 中澤克秀さんは、同じ材料でもコテ仕上げで印象の違いを表現しています。

床は蓄熱式温水床暖房を設置している。システムに最適な『コルクタイル』採用
自然素材なので素足で気持ちがいい感触です♪

1段下がったところはイタリア製のタイルを使用
床暖房とタイルの相性が良く愛犬と遊べる空間でもあります。

１階の物入れを除くすべての床に、蓄熱式温水床暖房が施されています。
床材料は相性の良い、コルクタイルとタイルで仕上げました。
冬暖かく夏涼しい、自然循環型住宅です。

窓から優しい光が差し込み階段を明るく照らします。

吹き抜けの１階部分は、リビングスペース。ダイニングより一段下がった床タイル空間です。施主はその段差に腰掛けるように使います。タイルにしたのは、犬が走り回れるためです。

リビング東面には全開口タイプのサッシと吹き抜けがあり、
階段を含めた空間が、上にも庭にも広がっていきます。
２階には大きな窓を設け、明るい日射しと、素晴らしい眺めを満喫出来ます

吹抜けを見上げると、和室入り口の市松模様の襖がアクセントになっています。

和モダンな和室にも大きな窓があり、モダンなブラインドで光の調節もできます。
天井近くの窓からも優しい光が差し込みます。

トップライトのある浴室・・・
シンボルツリーを浴室内から眺められるトップライトをつけた。壁は2種類の白タイルを使用し、出窓の壁には、モザイクタイルを貼り、トップライトの光が射し込み、陰影を浮かび上がらせます。

浴室にはトップライトが設けられ、
夜空を見上げての入浴も楽しめます。

広めでゆったりとしたトイレは白と木目調がやわらかく優しい印象のスタイリッシュモダンな空間が広がります。