静岡市 『戦後の町家を2世帯住宅に』 《設計》Ms建築設計事務所 《施工》株式会社建築工房わたなべ

静岡市 清水区 After & Before 

リノベーション|水回り

◇ 戦後の町家を2世帯住宅にリノベーションしました ◇
  ~構造材や建具を精査し、使える部分を補強して残す方針であり、価値ある素材を無駄にしない意識が詰まっています~

◆◇ 工事内容 ◆◇
・解体・土台設置・瓦葺き替え・外壁の張り替え・建具補修及び塗装・照明器具交換・土間、配管改修・など

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AFTER《 外 観 》

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BEFORE 外 観

◆◇ 工事中の状況 ◆◇

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天井一部解体、小屋裏状況

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2階床解体

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南棟西側外壁解体状況

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構造材や建具を精査し、使える部分を補強して残す方針であり、価値ある素材を無駄にしない

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解体状況

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捨コン打設

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土台設置

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配筋工事

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床下配管

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接続部状況

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建て方

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南棟屋根

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屋根ガルバリウム鋼板葺き

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南面サッシ設置

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中庭 木枠造作

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屋根瓦葺き状況

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内部造作 (間仕切り)

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内部造作 (1階リビング)

◆◇ AFTER ◆◇

~時をつなぐ、和モダンの住まい~
-戦後の町家が、二世帯の新しい暮らしを包み込む-

《外観》昭和20年代戦後の町家が2世帯住宅に生まれ変わりました。

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玄関を入ると、両世帯で共有する玄関ホールが広がり、来客時や家族同士の交流の場としても利用できます。

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2世帯住宅なので玄関口は別々です。(親世帯)

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2世帯住宅なので玄関口は別々です。(子世帯)

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1階リビング
四季折々の表情を見せる坪庭を望むことができる。

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1階ダイニングキッチン
料理や食事の時間だけでなく、ゆったりとお茶を楽しむひとときにも、心安らぐ眺めが広がります。

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1階和室
小上がりの和室はリビングとつながっていますが、障子を閉めれば個室としても使用できる。

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1階には暖かな炎のぬくもりを楽しめる薪ストーブ付きの部屋があります。

 

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2階 外観 屋根から薪ストーブの煙突があります。

2階の屋根から出す薪ストーブの煙突は、安全な排煙十分なドラフト(上昇気流)を確保するために、いくつかのポイントがあります。

 ・2階建て以上の建物の場合断熱二重煙突使用することで、煙突内の温度を高く保ち、より強いドラフトを発生させることができます。
 ・煙突の先端は、屋根面から少なくとも60cm以上突き出す
 ・煙突の先端から1m以内に建物がある場合、その建物の軒よりも60cm以上高くする

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2階 廊下 窓はインプラス設置しています。

 

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2階ダイニングキッチンは※アイランドスタイルです。
対面式キッチンの一種で、リビングやダイニングと向かい合う形になります。開放感があり、複数人で料理を楽しめるのが特徴です。

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2階 和室 床の間は掛け軸や絵画を掛けたり、花や置物、骨董品や美術品などを飾ったりします。 
床の間には、とこしえ(永久)という意味もあり、家の繁栄を象徴するものでもあります。

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2階ホール 壁越しに感じる奥行と抜け感が、空間全体に広がりとつながりをもたらし、家族同士のコミュニケーションも自然に生まれます。

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2階ホール 左官塗り壁に設けられた丸い開口からは、ホールの様子をやわらかく切り取ったように眺めることができる。

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2階 子供部屋 ホールの先には子供部屋があり、家族の気配を感じながらも、それぞれの時間を過ごせる間取りです。 

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玄関 戦後の町家が二世帯の新しい暮らしを包み込む。

昭和20年代に建てられた町家をリノベーションした二世帯住宅です。

古い町家の魅力を最大限に生かしながら、現代の暮らしに合わせた間取りと設備を加えることで、二世帯が快適に暮らせる新たな住まいへとよみがえっています。

— 古き良き日本の住まいと現代の快適さを融合 —

《設計》:Ms建築設計事務所 《施工》:株式会社建築工房わたなべ