『石坂熊野神社』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《設計》1級建築士事務所 さの設計室 《施工》㈱建築工房わたなべ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

神社氏子さんたちの祈願の建物が完成しました。以前の建物は約440年前の室町時代に建てられたものと言われています

狛犬は以前の建物に使われていたものです。

本殿外壁は厚みが24mmもあり、節のない桧板落とし込み工法

拝殿正面の美しい彫刻

拝殿腰板は桧（厚み18mm）張り。壁は本しっくい塗り

美しい銅板一文字葺き

本殿内部

神聖な雰囲気の本殿入口

 美しい桧づくりの床・壁と力強い格天井

厚さ65mmもある桧製格子建具

拝殿より参道を望む

虹梁、向拝柱はケヤキ老木

上棟祭の様子です。式次第は以下のような内容で行いました。

【式次第】
　・手水
《開　式》
　・修祓（しゅばつ）
　・降神の儀（こうしんのぎ）
　・献饌（けんせん）
　・祝詞奏上（のりとそうじょう）
《これより上棟の儀》
　・清祓（きよめばらい）
　・曳き綱の儀（ひきつなのぎ）
　・槌打ちの儀（つちうちのぎ）
　・散餅散銭の儀（さんぺいさんせんのぎ）
　以上で上棟の儀は終了
　・斎主玉串拝礼
　・代表者玉串拝礼
　・撒饌（てっせん）
　・昇神の儀（しょうしんのぎ）
《閉　式》

上棟式の様子です。
この後、木遣り・代表及び来賓の挨拶・投げ餅などを行いました。
式次第及び儀式は地域や神職により、多少の違いがあるようです。今回も、三日市浅間神社の方と数回打ち合わせを行い、式次第を決めました。

上棟祭の様子です。
神社役員より、上棟祭は古式により行いたい、さらに参加者の人数を計算すると７０名を超える大人数での儀式になるという事でしたので、弊社では念入りに準備をしてきました。